品川区西大井の小児科なら萩沢医院。インフルエンザワクチンなどの予防接種、健診を行っています。

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予防接種

予防接種

 予防接種は感染症を予防する助けになるものです。正しい理解のもとに健康の維持にお役立てください。
 予防接種に使用されるワクチンは生ワクチン・不活化ワクチンの2種類があります。生ワクチンは細菌・ウイルスの毒性を弱めたもの、不活化ワクチンは細菌・ウイルスの感染能力を失わせ、抵抗力を作るのに必要な成分を取り出したものです。
 どちらのワクチンも接種後に自分の体で抵抗力ができるのに1か月前後必要です。また、ワクチンによっては、複数回接種が必要です。
  また法律に基づいて市区町村長が行う定期接種(対象疾病・時期が定められている)と、それ以外(個人の判断で行う)任意接種に分けられます。定期・任意接種で、費用負担・副反応が出た時の救済制度が異なります。
任意接種のうち各市区町村で費用助成しているものがあります。2024年4月時点で品川区の助成は、
(a)小児;インフルエンザ(1歳以上中学3年生まで:自己負担あり)、おたふくかぜ(1歳~幼稚園年長相当年齢:自己負担あり)、男性のHPV(子宮頸がんワクチン)(小学6年~高校1年:無料)。
(b)成人:帯状疱疹(50歳以上:自己負担あり)、高齢者肺炎(66歳以上で未接種の方:自己負担あり)
です。
その他MRワクチンの定期接種ができなかった方、先天性風しん症候群対策接種に助成があります。

 当院では、お子さまに適した予防注射の接種計画(スケジュール)をアドバイスします。

予防接種スケジュール
(当院でお勧めする予防接種スケジュール)

※以下にPDF形式のファイルがございます。ファイルの文書をご覧いただくには、Adobe Acrobat Reader® (無料)が必要です。
お持ちでない方はこちらからダウンロードしてください。(外部サイト)

I.接種の注意点

A. 次の方は接種を受けないでください
(1) 37.5℃を超える発熱のある方。
(2) 重い急性疾患にかかっていることが明らかな方(軽微なセキ・ハナなどで、数日経過して症状悪化のない方には接種をお勧めしています)。
(3) ワクチンの成分によって、過敏症(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応を含む)を起こしたことがある方。
(4) その他、医師に予防接種を受けないほうがよいと言われた方。

B. 次の方は接種前に医師にご相談ください。
(1) 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方。
(2) 食物・薬剤摂取後などに、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状のみられた方。
(3) 免疫機能異常のある疾患の方(疑いを含む)、免疫抑制をきたす治療を受けている方、近親者に先天性免疫不全症患者がいる方。
(4) 鶏卵アレルギーのある方=特に除去中・過去に鶏卵摂取でアナフィラキシーを起こした既往のある方。

C.接種後の注意
(1) ワクチン接種後30分間は、急な副反応が起きることがあります。よく様子を観察しましょう。
(2) 接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることはやめましょう。
(3) 接種当日は、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。それ以外はいつも通りの生活をしましょう。
(4) .万一、高熱やけいれん等の異常な症状が出た場合は、速やかに医師の診察を受けて下さい。

II.予防接種の間隔・同時接種

ワクチンの種類が増え、予防が期待できる病気が多くなりました。
予防のためには、定められた時期・回数の接種が必要です。
当院では特に乳児期において同時接種をお勧めしています(ご希望により単独接種も行います)。
尚、2020年10月から異なるワクチンの接種間隔が見直され、注射生ワクチン(BCGを含む)接種後、次に接種するワクチンが注射生ワクチン(BCGを含む)の場合のみ、27日以上の間隔(4週間後の同じ曜日以降)が必要です。それ以外の異なるワクチン接種での期間制限は撤廃となります。

A.同時接種
(1) 同時に接種できるワクチンの数に制限はなく、年齢の制限もありません。
(2) 同時に接種した中に注射生ワクチン(BCG・MR・水痘・おたふくかぜ)のどれかがが含まれていて、次回接種が注射生ワクチンを含む場合は、接種まで27日以上の間隔が必要です(接種した4週間後の同じ曜日は接種可)。
(3) 同時に接種した中に注射生ワクチンを含まない場合は、次回のワクチン接種日の制限はありません。
(4) 同時に接種した中に注射生ワクチンを含んでいても、次回の接種に注射生ワクチンがなければ接種日の制限はありません。

B.単独接種
(1)注射生ワクチン→注射生ワクチンの場合のみ27日以上の間隔が必要です。
(2)注射生ワクチン→不活化ワクチン
(3)不活化ワクチン→注射生ワクチン
(4)不活化ワクチン→不活化ワクチン  (2)~(4)の場合、接種期間の制限はありません。

C.複数回接種が必要なワクチン
数回接種が必要なワクチン(ロタ・5種混合・小児肺炎・B型肝炎・日本脳炎・子宮頸がん・インフルエンザ・4種混合・Hibなど)の接種間隔は、それぞれのワクチンで定められた間隔で接種してください(冒頭の記載は異なるワクチン接種の場合です)。

III.費用負担

A.品川区の方(住民票のある方)
(1) 定期接種ワクチンは、定められた年齢で行えば費用負担はありません(高齢者肺炎球菌ワクチンのみ一部自己負担あり)。品川区発行の予診票が必要です。
(2) 任意接種のものは、原則自己負担です。但し、品川区の方では、次のワクチンに助成があります。
  (a)おたふくかぜワクチン:1歳~幼稚園年長相当で2回=1回3,000円助成、
  (b)こどもインフルエンザワクチン1歳~中学生に13歳未満2回、13歳以上1回で1回1,000円助成(10月~翌年1月)。
  (c)帯状疱疹ワクチン:接種日時点で50歳以上の品川区民:
     助成額は、シングリックス筋注用: 1回あたり10,000円(2回で20,000円)、水痘ワクチン: 5,000円
  (d)男性のHPV(子宮頸がんワクチン):小学6年~高校1年:無料

上記の他MR、ワクチン定期接種漏れの方、19歳以上で風しん抗体値の低い方、の接種費用が助成されます。また、高齢者肺炎球菌ワクチンは定期接種以外に品川区の助成があります。

B.品川区以外の方
(1) 東京23区内の定期予防接種は、品川区の方と同様に接種できます。23区外にお住まいの方は、お住いの市町村役場・保健所に当院で定期接種可能かご確認ください。
(2) 任意予防接種は、各市区町村で助成している場合があります。このようなワクチンを当院で接種した場合、助成を受けられるか予めお住まいの市区町村役場・保健所にご確認ください。

C.新型コロナ流行で定期接種が受けられなかった方
新型コロナウイルス感染症流行で定期予防接種が受けられなかった方に救済制度があります。
(1)子どもの定期予防接種は、予診票記載の接種期限が2020年3月19日以降に切れたものであれば、2025年5月7日までその予診票で接種できます。ただし、以下の予防接種は年齢の制限があります(BCG:4歳未満、Hib(ヒブ):10歳未満、小児肺炎球菌:6歳未満、四種混合:15歳未満)。
(2)品川区助成のおたふくかぜ任意予防接種は、2020年4月以降就学した方は、2025年5月7日まで助成が受けられます。

IV.予診票

(1) 定期接種の予診票は市区町村発行のものをお持ちください(これがないと接種できません)。
(2) 任意接種の予診票は当院でお渡しします(下のダウンロード版をお持ちいただいても結構です)。

任意接種予診票・説明ダウンロード(PDF)

(3) 品川区の助成のあるワクチン(1歳~幼稚園年長相当のおたふくかぜ、子どもインフルエンザ)の予診票は当院で常備しています(専用の用紙なのでダウンロード版は使用できません)。

V.当院での予約

(1) 月曜・水曜・金曜の午後4時~5時、木曜の午後1時~2時を予防接種の時間としています。インターネットでご予約の上来院をお願いします。感染症予防の観点からなるべく上記時間帯をご利用ください。尚、季節性インフルエンザワクチンは前記予防接種の時間ではなく、通常診察時間に接種しています。

(2) 学校・ご家族のお仕事などで上記時間に来院できない方は通常診療時間での接種も可能です。

(3) 当院で常備しているワクチンを接種希望の場合、電話予約は不要です。

(4) 当院で常備していないワクチン(A型肝炎、狂犬病、破傷風、髄膜炎菌など)をご希望の場合はあらかじめお電話での予約をお願いします。

(5) ロタワクチン ・子宮頸がんワクチン は各々2種類あります。当院常備のものはロタリックス・ガーダシルです。それ以外(ロタテック・サーバリックス)の接種をご希望の方も予約をお願いします。

 

VI.各ワクチン・疾病の説明

2024年4月から導入されたワクチンです。従来使用されていた四種混合(DPT-IPV)とヒブワクチンを混合したもので、2024年2月以降に生まれた赤ちゃんは原則として五種混合ワクチンを接種します。尚、3月までに四種混合(DPT-IPV)とヒブワクチンで接種を開始した方は残りの接種は原則同じもので行ってください。五種混合ワクチンを使用しても間違い接種にはなりませんが交互接種の試験が行われていらず効果が担保できません。

肺炎球菌による髄膜炎予防のワクチンです。ほかに、敗血症など重篤な全身感染症や中耳炎も予防できるといわれます。これらの病気は乳児期(1歳未満)にかかりやすく、また重症化しやすいので時期が来たらなるべく早期の接種がお勧めです。2024年4月から従来の13価ワクチンに加えて15価ワクチンが定期接種に加わりました。4月1日以降当院では15価PCVワクチン(バクニュバンス®)接種をお勧めしています。

B型肝炎予防ワクチンです。乳児早期に感染すると慢性肝炎になり、成人になってからの肝臓がんのリスクになります。5歳以上では慢性肝炎のリスクは減少しますが、成人では感染すると約30%が急性肝炎になり一部は激症肝炎になって死亡する場合があります。 生後2ヵ月で接種して4週間後に2回目、初回接種から20~24週を経過した後に3回目を接種します。

ロタウイルス胃腸炎予防のワクチンです。ロタウイルス胃腸炎は乳児早期に罹患すると重症化します。
当院でお勧めしているロタウイルスワクチンは2回接種のロタリックス(1価)です。生後6~15週未満に1回目(お勧めは2ヵ月)、1ヵ月後に2回目を接種して完了です(生後24週までに接種完了してください)。
尚、ご希望の方には3回接種のロタテック(5価)の接種も行います。こちらも開始時期はロタリックスと同様で、1ヵ月間隔で32週までに3回の接種を終了してください。32週以降は接種できません。
ロタリックスとロタテックで予防効果に差はないと当院では判断しています。

結核予防ワクチンです。乳児期に結核に罹患すると重症化するといわれます。
定期接種時期(公費負担)は生後12ヵ月未満で、副作用防止のため5~8ヵ月未満が推奨時期です。

定期接種時期(公費負担)は1期が生後1歳から2歳未満、2期が小学校入学の1年前から入学まで(年長相当)です。また、品川区在住の19歳未満の方で、2回接種していない方には助成制度があり1回無料接種できます(品川区発行の予診票が必要です)。
風しん5期定期接種として1962(昭和37)年4月2日~1979(昭和54)年4月1日生まれの男性のうち風しん抗体価が低い方は、無料で接種できます(抗体検査も無料です)。
品川区先天性風しん症候群対策とし風しん5期定期接種対象者以外で19歳以上の品川区在住の男女のうち風しん抗体価が低い方は無料で接種できます(抗体検査も無料です)。

水ぼうそう(水痘) 予防のワクチンです。
定期接種時期(公費負担)は生後1歳以上3歳未満で3~12か月間隔で2回です(既に1回接種している方は1回のみ無料)。水痘に罹った方は定期接種の対象外です。生後1歳になったらなるべく早期に1回目、その後3~12ヵ月(標準は6~12か月)してから再接種するのがお勧めです。
尚、水痘罹患歴のない方は年齢にかかわらず2回接種がお勧めです。
また、本ワクチンは成人の帯状疱疹の予防に使用できますが、効果は(15)の帯状疱疹ワクチン(シングリックス)が高いといわれます。高額ですが帯状疱疹予防にはシングリックスをお勧めしています。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎=ムンプス)予防のワクチンです。
生後1歳になったらなるべく早期に1回目、その後3~5年後に再接種するのがお勧めです。
品川区に住民票のある1歳以上4歳未満のお子さまは1回のみ3,000円の助成があります。
尚、おたふくかぜ(ムンプス)罹患歴のない方は年齢にかかわらず2回接種がお勧めです。

ジフテリア・百日咳・破傷風のワクチンです。
2018年、東京都で百日咳が流行しました。就学前のお子さんの罹患で、兄弟の乳幼児が感染して重症化することがあります。当院では就学前1年間(年長相当)のお子様にお勧めしています。尚この場合は、任意接種となります。この時期の接種を日本小児科学会も推奨しています。
また、四種混合ワクチンにも百日咳予防効果がありますが、5回以上の接種は推奨されません。

生後6ヵ月から90ヵ月(7歳半)が1期、9歳以上13歳未満が2期の定期接種時期 (公費負担)です。1期初回:2回(6~28日間隔)、初回終了1年後に追加接種:1回が必要です。2期は1回です。
お勧めは3歳になったらなるべく早期に接種を開始することです。尚、過去に推奨が控えられていた時期がありました。20歳以下の方で未接種の方は無料で接種可能な場合がありますので市区町村・保健所などにお問い合わせください。

ジフテリア・破傷風のワクチンです。
11歳以上13歳未満が定期接種時期(公費負担)です。11歳のうちに接種するのがお勧めです。

子宮頸がんの原因になるヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチンです。
定期接種時期(公費負担があり無料)は小学校6年生~高校1年生相当の女子です。
当院では9価ワクチンのシルガード9®をお勧めしています。接種間隔と回数は原則3回接種で、2回目接種は1回目後1~2か月、3回目接種は1回目の後6か月または2回目の後3か月以上です。但し15歳になるまでに接種を開始した場合、1回目と2回目の接種間隔を5か月以上で開ければ2回で接種を完了することが出来ます。
尚、以前にガーダシル®またはサーバリックス®を1回または2回接種した方も残りの2回または1回をシルガード9®で接種可能です。
2013年から積極的接種勧奨が中止されていましたが、2021年から再開されています。このためキャッチアップ接種として1997年4月2日~2007年4月1日生まれの方(女性のみ)は高校1年生相当年齢を超えても接種可能です(2025年3月まで)。
また、2024年4月から品川区の助成制度で小学校6年生~高校1年生相当の男子も無料接種できます。但し、添付文書上で男性に対する予防効果が認められているのは肛門がんのみです。一部自治体などでは男性の接種で女性の感染が抑えられるとのアナウンスを行っています。恐らくこのような効果は期待できると思われますが、医学的根拠はありません。接種のデメリットはないと思われますがこの点をご勘案の上での接種をお願いします。接種はガーダシル®で3回です。

ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオのワクチンです。
五種混合(DPT-IPV-Hib) ワクチンが導入されたため2024年4月以降生後2か月の初回接種をなさる方(2024年2月以降に生まれた方)には五種混合(DPT-IPV-Hib) ワクチンをお勧めします。
3月までに四種混合(DPT-IPV)とヒブワクチンで接種を開始した方は残りの接種は原則同じもので行ってください。五種混合ワクチンを使用しても間違い接種にはなりませんが交互接種の試験が行われておらず効果が担保できません。

インフルエンザ菌b型による髄膜炎予防のワクチンです。
五種混合(DPT-IPV-Hib) ワクチンが導入されたため2024年4月以降生後2か月の初回接種をなさる方(2024年2月以降に生まれた方)には五種混合(DPT-IPV-Hib) ワクチンをお勧めします。
3月までに四種混合(DPT-IPV)とヒブワクチンで接種を開始した方は残りの接種は原則同じもので行ってください。五種混合ワクチンを使用しても間違い接種にはなりませんが交互接種の試験が行われておらず効果が担保できません。

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)によっておこる病気です。
過去水痘に罹患したことのある人は、ウイルスが神経節に居ついてしまうことがあります。平常の状態ではウイルスが存在するだけで悪さをしません(休眠状態)。
しかし免疫状態が悪くなる(加齢・ストレス・抗がん剤治療など)と、ウイルスが暴れだします(再活性化)。これが帯状疱疹で神経節の所属する神経の走行に沿って皮膚に発疹が出現します。
症状が出るのは胸腹部・背部・顔面など上半身に多いと言われ、水痘と違って全身に症状が出ることはありません。
皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、これは帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる合併症で、しばしば強い痛みになります(50歳以上で発症した人の2割)。他に発症部位により顔面神経麻痺・目の症状・難聴になることがあります)
接種日時点で50歳以上の品川区民は、帯状疱疹ワクチン助成制度があります。使用ワクチンは、➀シングリックス筋注用(2回接種)と、➁乾燥弱毒生水痘ワクチン(1回接種)の2種類です。 高額ですが効果の面から当院では➀のシングリックスをお勧めします。
助成の受け方は、上記➀または➁どちらのワクチンにするか決めて品川区保健所保健予防課に請求(TEL: 03-5742-9152、または品川区電子申請サービス)に予診票を請求してください。
当院でシングリックスご要望の方は接種希望日前々日までに、診療時間中のTEL予約お願いします(乾燥弱毒生水痘ワクチンは予約不要)。自己負担額(窓口支払額)は➀シングリックス:1回10,000円(2回で2万円)、➁水痘ワクチン:3,150円(1回で終了)です。

成人(高齢者)死亡原因として多い肺炎球菌予防のワクチン(23価)です。
定期接種はこれまでに肺炎ワクチンを接種していない以下の方が対象です。
➀65歳 (66歳の誕生日前日まで) の方。自己負担は1,500円。区役所から送られた予診票をお持ちください。
⓶60歳以上で心臓・腎臓・呼吸器に障害のある方、ヒト免疫不全(AIDS)ウイルスによる免疫異常のある方。また、23区内在住の方は当院で接種可能です。
尚、2024年3月までは70・75・80歳・・・(5の倍数の年齢の方)も定期接種対象でしたがこれらの方の定期接種は終了です。更に前回接種から5年以上経過して心臓・腎臓・免疫に異常があると医師が認めた方の追加接種助成も終了です。
品川区の助成はこれまでに肺炎ワクチンを接種していない品川区在住の66歳以上の方のみとなり、自己負担は4,000円です。
また、2歳以上で脾臓摘出など肺炎球菌による重篤な疾患に罹患する危険が高い方は保険適応になります。

最近の流行は12月中旬に始まる年が多くなっています。
接種完了後効果が出始めるのに2週間、効果がしっかり出るのに4週間くらい必要です。作用の持続は乳幼児で4か月(接種完了後5か月)、年長者では6か月(接種後7か月)とのデータがあります。

当院では
①1回接種(13歳以上)の方は10月下旬から12月初旬の接種をお勧めします。
②2回接種(13歳未満)の方は1回目を10月初旬から11月初旬まで、2回目を1回目の後1ヶ月経過して11月初旬~12月初旬の接種をお勧めします。

成人(高校生相当年齢以上)予診票・説明ダウンロード(PDF)

※成人:定期接種の方(60歳以上で基礎疾患のある方・65歳以上)は使用できません。

小児(中学生以下)予診票・説明ダウンロード(PDF)

※小児:品川区1歳~中学生は使用できません(助成の用紙になります)。

この他に当院では常備していませんがA型肝炎、黄熱病、狂犬病、破傷風、髄膜炎菌(これらは主として海外渡航前に接種するワクチンです)のワクチンがあります。黄熱病ワクチンのみ生ワクチンで他は不活化ワクチンです。

ワクチンとそれで防げる病気についてより詳しくお知りになりたい方は下記のホームページを参照してください。

KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう