萩沢医院

品川区西大井 の 萩沢医院(小児科)

〒140-0015 東京都品川区西大井5丁目9-20
TEL 03-3774-4946
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予防接種

 

 予防接種は感染症を予防する助けになるものです。正しい理解のもとに健康の維持にお役立てください。
 予防接種に使用されるワクチンは生ワクチン・不活化ワクチンの2種類があります。生ワクチンは細菌・ウイルスの毒性を弱めたもの、不活化ワクチンは細菌・ウイルスを不活化(殺すこと)して抵抗力を作るのに必要な成分を取り出したものです。
 どちらのワクチンも接種後に自分の体で抵抗力ができるのに1か月前後必要です。また、ワクチンによっては、複数回接種が必要です。
 また法律に基づいて市区町村長が行う定期接種(対象疾病・時期が定められている)と、それ以外(個人の判断で行う)任意接種に分けられます。定期・任意接種で、費用負担・副反応が出た時の救済制度が異なります。
 任意接種のうち各市区町村で独自に費用助成しているものがあります。2016年10月時点、品川区で助成のあるものは、※1:成人(高齢者)肺炎球菌ワクチン(定期接種対象外の一部の方)、※2:成人(高齢者)インフルエンザワクチン、※3 MRワクチン(定期接種対象年齢外の方の一部の方)、※4:ロタウイルスワクチン、※5:おたふくかぜワクチン、です。

 当院では、お子様に適した予防注射の接種計画(スケジュール)をアドバイスします。

予防接種スケジュール
(当院でお勧めする予防接種スケジュール)

(2017年01月18日更新)

  不活化ワクチン 生ワクチン

(1)Hib(インフルエンザ菌b型)ワクチン (6)BCGワクチン
(2)小児の肺炎球菌ワクチン (7)MR(麻しん・風しん混合)ワクチン※3
(3)B型肝炎ワクチン (8)水ぼうそうワクチン
(5)四種混合(DPT-IPV)ワクチン (15)麻しん単独ワクチン
(10)日本脳炎ワクチン (16)風しん単独ワクチン
(11)二種混合(DT)ワクチン ※1:60歳以上の方の一部と65歳の方は定期接種=自己負担あり。品川区の助成はⅥ各ワクチン・疾病の説明参照。
※2:60歳以上の方の一部と65歳以上の方は定期接種=自己負担あり
※3:MRワクチン定期接種対象年齢以外の19歳未満の方で、2回接種していない方(1回のみ助成)
※4:品川区の対象年齢の方には助成あり(2回のみ)
※5:品川区の1~4歳未満の方は助成あり(1回のみ)
(12)子宮頸がんワクチン
(13)不活化ポリオワクチン
(14)三種混合(DPT)ワクチン
(17)成人(高齢者)肺炎球菌ワクチン ※1

(18)インフルエンザワクチン ※2 (4)ロタウイルスワクチン※4
  (9)おたふくかぜワクチン ※5

 

I.接種の注意点

A. 次の方は接種を受けないでください
(1) 37.5℃を超える発熱のある方。
(2) 重い急性疾患にかかっていることが明らかな方(軽微なセキ・ハナなどで、数日経過して症状悪化のない方には接種をお勧めしています)。
(3) ワクチンの成分によって、過敏症(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応を含む)を起こしたことがある方。
(4) その他、医師に予防接種を受けないほうがよいと言われた方。

B. 次の方は接種前に医師にご相談ください。
(1) 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方。
(2) 食物・薬剤摂取後などに、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状のみられた方。
(3) 免疫機能異常のある疾患の方(疑いを含む)、免疫抑制をきたす治療を受けている方、近親者に先天性免疫不全症患者がいる方。
(4) 鶏卵アレルギーのある方=特に完全除去中・過去に鶏卵摂取でアナフィラキシーを起こした既往のある方。

C.接種後の注意
(1) ワクチン接種後30分間は、急な副反応が起きることがあります。よく様子を観察しましょう。
(2) 接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることはやめましょう。
(3) 接種当日は、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。それ以外はいつも通りの生活をしましょう。
(4) .万一、高熱やけいれん等の異常な症状が出た場合は、速やかに医師の診察を受けて下さい。

 

 

II.予防接種の間隔・同時接種

最近ワクチンの種類が増え、予防できる病気が多くなりました。
確実な予防のためには、適切な時期・回数の接種が必要です。
当院では特に乳児期において同時接種をお勧めしています(ご希望により単独接種も行います)。
日本小児科学会も同時接種を推奨しています。
 

A.同時接種
(1) 同時に接種できるワクチンの数に制限はなく、年齢の制限もありません。
(2) 同時に接種した中に生ワクチンが含まれる場合、次回のワクチン接種まで27日以上の間隔が必要です(接種した4週間後の同じ曜日は接種可)。
(3) 同時に接種したワクチンが不活化ワクチンのみの場合は次回のワクチン接種まで6日以上経過すれば他のワクチンを接種できます(接種した1週間後の同じ曜日は接種可)。

B.単独接種
生ワクチンは接種後次の接種まで27日以上、不活化ワクチンは6日以上の間隔が必要です。

C.複数回接種が必要なワクチン
数回接種が必要なワクチン(ロタ・4種混合・Hib・小児肺炎・B型肝炎・日本脳炎・子宮頸がん ・インフルエンザなど)の接種間隔・回数は各ワクチンで異なります。

 

 

III.費用負担

 

A.品川区の方
(1) 定期接種ワクチンは、定められた年齢で行えばほとんどのもので費用負担はありません(高齢者インフルエンザワクチン・高齢者肺炎球菌ワクチンのみ一部自己負担あり)。品川区発行の予診票が必要です。
(2) 任意接種のものは、原則自己負担です。但し、品川区の方では、次のワクチンに助成があります。(a)1~4歳未満おたふくかぜワクチン(3,000円助成=1回のみ)、(b)ロタウイルスワクチン(対象年齢の方に2回:1回7,000円助成)、(c) MRワクチン定期接種対象年齢以外の19歳未満の方で、2回接種していない方(1回のみ助成)
 
B.品川区以外の方
(1) 定期予防接種は東京23区内の方には無料で当院にて実施できます(高齢者インフルエンザワクチン・高齢者肺炎球菌ワクチンのみ一部自己負担あり)。23区外にお住まいの方は、市町村役場・保健所に当院で接種可能かご確認ください。
(2) 任意予防接種は、各市区町村で独自に助成している場合があります。このようなワクチンを当院で接種した場合、助成を受けられるか予めお住まいの市区町村役場・保健所にご確認ください。

 

 

IV.予診票

 

(1) 定期接種の予診票は市区町村発行のものをお持ちください(これがないと接種できません)。
(2) 任意接種の予診票は当院でお渡しします(下のダウンロード版をお持ちいただいても結構です)。
任意接種予診票・説明ダウンロード(PDF)
(3) 品川区の助成のあるワクチン(1~4歳未満おたふくかぜ、対象年齢のロタウイルスワクチン=2回目まで)の予診票は当院で常備しています(専用の用紙なのでダウンロード版は使用できません)。

 

V.当院での予約

 

(1)

月曜・水曜・金曜の午後4時~5時、木曜の午後1時~2時を予防接種の時間としています。インターネットでご予約の上来院をお願いします。感染症予防の観点からなるべく上記時間帯をご利用ください

(2) 学校・ご家族のお仕事などで上記時間に来院できない方は通常診療時間での接種も可能です。
(3) 当院で常備しているワクチンを接種希望の場合、電話予約は不要です。
(4) 当院で常備していないワクチン(A型肝炎、狂犬病、破傷風、髄膜炎菌)をご希望の場合はあらかじめお電話での予約をお願いします。
(5) ロタワクチン ・子宮頸がんワクチン は各々2種類あり当院常備のものはロタテック・ガーダシルです。それ以外(ロタリックス・サーバリックス)をご希望の方も予約をお願いします。

 

 

VI.各ワクチン・疾病の説明

(1)Hib(インフルエンザ菌b型)ワクチン(定期:5歳未満)=不活化ワクチン

インフルエンザ菌b型による髄膜炎予防のワクチンです。ほかに、喉頭蓋炎、敗血症など重篤な全身感染症や中耳炎も予防できるといわれます。これらの病気は乳児期(1歳未満)にかかりやすく、また重症化しやすいので時期が来たらなるべく早期の接種がお勧めです。
定期接種時期(公費負担)は生後2ヵ月以上、60ヵ月(5歳)未満です。
生後2ヵ月から7ヵ月未満で接種を開始した場合は初回接種を4~8週間以上開けて3回、追加接種は初回終了後7~13ヵ月です。
生後7ヵ月以上12ヵ月未満で開始した場合は、初回接種を2回と追加接種です。
生後1歳以上5歳未満は1回のみで終了です。

 

(2)小児の肺炎球菌ワクチン(定期:5歳未満)=不活化ワクチン

肺炎球菌による髄膜炎予防のワクチンです。ほかに、敗血症など重篤な全身感染症や中耳炎も予防できるといわれます。これらの病気は乳児期(1歳未満)にかかりやすく、また重症化しやすいので時期が来たらなるべく早期の接種がお勧めです。
定期接種時期(公費負担)は生後2ヵ月以上、60ヵ月(5歳)未満です。
生後2ヵ月から7ヵ月未満で接種を開始した場合は初回接種を4~8週間以上開けて3回、追加接種は初回終了60日以上経過してなおかつ1歳に達してからです。
生後7ヵ月以上12ヵ月未満で開始した場合は、初回接種を2回と追加接種です。
生後1歳以上2歳未満は初回接種を1回と追加接種です。
生後2歳以上5歳未満は1回のみで終了です。

 

(3)B型肝炎ワクチン(定期:1歳未満)=不活化ワクチン

B型肝炎予防ワクチンです。乳児早期に感染すると慢性肝炎になり、成人になってからの肝臓がんのリスクになります。5歳以上では慢性肝炎のリスクは減少しますが、成人では感染すると約30%が急性肝炎になり一部は激症肝炎になって死亡する場合があります。
なるべく生後2ヵ月で接種して4週間後に2回目、初回接種から20~24週を経過した後に3回目を接種します。
 

 

(4)ロタウイルスワクチン(任意:品川区の対象年齢は助成あり)=生ワクチン

ロタウイルス胃腸炎予防のワクチンです。乳児早期に罹患すると重症化します。
当院でお勧めしているロタテックは、生後6~15週未満に1回目(お勧めは2ヵ月)、1ヵ月間隔で32週までに3回の接種を終了してください。32週以降は接種できません(ロタリックスが24週までに接種完了してください)。
強いご希望の方には2回接種のロタリクスの接種も行いますが、予めお電話などで予約をお願いします。
品川区に住民票のある対象年齢のお子さんは1回につき7,000円、2回の助成があります。

ロタテック予診票・説明ダウンロード(PDF)

 

(5)四種混合(DPT-IPV)ワクチン(定期:7歳6か月未満)=不活化ワクチン

ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオのワクチンです。どの病気も乳幼児期に罹患すると重症化します。
定期接種時期(公費負担)は、生後3ヵ月から90ヵ月(7歳半)です。
1期初回:3回(20~56日間隔)と1期追加:1回(初回終了6~18ヵ月)の接種が必要です。生後3ヵ月になったらなるべく早期に1ヵ月間隔で3回接種、1年後にもう1回接種がお勧めです。

 

(6)BCGワクチン(定期:1歳未満)=生ワクチン

結核予防ワクチンです。乳児期に結核に罹患すると重症化するといわれます。
定期接種時期(公費負担)は生後12ヵ月未満で、副作用防止のため5~8ヵ月未満が推奨時期です。

 

(7)MR(麻しん・風しん混合)ワクチン(定期:1歳台、年長相当年齢)=生ワクチン

麻しん(はしか)と風しん予防の混合ワクチンです。
定期接種時期(公費負担)は1期が生後1歳から2歳未満、2期が小学校入学の1年前から入学まで(年長相当)です。また、品川区在住の19歳未満の方で、2回接種していない方には助成制度があり1回無料接種できます(品川区発行の予診票が必要です)。また19歳以上の品川区在住の男女で先天性風しん症候群対策として行う場合(風しん抗体価が低い方)は、無料で接種できます。

 

(8)水ぼうそうワクチン(定期:3歳未満)=生ワクチン

水ぼうそう(水痘) 予防のワクチンです。
定期接種時期(公費負担)は生後1歳以上3歳未満で3~12か月間隔で2回です(既に1回接種している方は1回のみ無料)。水痘に罹った方は定期接種の対象外です。生後1歳になったらなるべく早期に1回目、その後3~12ヵ月(標準は6~12か月)してから再接種するのがお勧めです。

 

(9)おたふくかぜワクチン(任意:品川区の1~4歳未満は1回のみ助成あり)=生ワクチン

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎=ムンプス)予防のワクチンです。
生後1歳になったらなるべく早期に1回目、その後3~5年後に再接種するのがお勧めです。
品川区に住民票のある1歳以上4歳未満のお子さんは1回のみ3,000円の助成があります。

 

(10)日本脳炎ワクチン(定期:7歳6か月未満、9~13歳未満)=不活化ワクチン

日本脳炎は近年少なくなっていますが、西日本を中心に発症が年に数例報告されています。
生後6ヵ月から90ヵ月(7歳半)が1期、9歳以上13歳未満が2期の定期接種時期 (公費負担)です。1期初回:2回(6~28日間隔)、初回終了1年後に追加接種:1回が必要です。2期は1回です。
お勧めは3歳になったらなるべく早期に接種を開始することです。尚、過去に積極的推奨が控えられていた時期がありました。20歳以下の方で未接種の方は無料で接種可能な場合がありますので市区町村・保健所などにお問い合わせください。

 

(11)二種混合(DT)ワクチン(定期:11~13歳未満)=不活化ワクチン

ジフテリア・破傷風のワクチンです。
11歳以上13歳未満が定期接種時期(公費負担)です。11歳のうちに接種するのがお勧めです。

 

(12)子宮頸がんワクチン(定期)

子宮頸がんの原因になるヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチンです。
定期接種時期(公費負担)は小学校6年生~高校1年生相当の女子です。当院で採用しているガーダシルは2ヵ月間隔で2回接種して初回接種から6ヵ月後に3回目を接種します。

 

(13)不活化ポリオワクチン(定期)=不活化ワクチン

ポリオ(小児麻痺)予防のワクチンです。
四種混合(DPT-IPV)ワクチンを接種した方は必要ありませんが不活化ポリオワクチンで接種を開始した方は四種混合ではなくこちらの接種をお願いします。接種時期・間隔は四種混合ワクチンに準じます。また、過去に1回経口ポリオワクチンを接種した方はご相談ください。

 

(14)三種混合(DPT)ワクチン(定期)=不活化ワクチン

ジフテリア・百日咳・破傷風のワクチンです。
四種混合(DPT-IPV)ワクチンを接種した方は必要ありませんが三種混合で接種を開始した方は四種混合ではなくこちらの接種をお願いします。接種時期・間隔は四種混合ワクチンに準じます。

 

(15)麻しん単独ワクチン(定期)=生ワクチン

麻しん予防のワクチンです。
現在はMR(麻しん・風しん混合)ワクチンが安定して供給されているため当院ではMRワクチン接種をお勧めしています。

 

(16)風しん単独ワクチン(定期) =生ワクチン

風しん予防のワクチンです。
現在はMR(麻しん・風しん混合)ワクチンが安定して供給されているため当院ではMRワクチン接種をお勧めしています。

 

(17)成人(高齢者)肺炎球菌ワクチン(定期:自己負担あり)=不活化ワクチン

成人(高齢者)死亡原因として多い肺炎球菌予防のワクチンです。
定期接種はこれまでに肺炎ワクチンを接種していない以下の方が対象になります(自己負担は4,000円)。区役所から送られた予診票をお持ちください(23区内の方は当院で接種可能)。
① 65歳と70・75・80歳・・・(5の倍数の年齢の方)。
② 60歳以上で心臓・腎臓・呼吸器に障害のある方、ヒト免疫不全(AIDS)ウイルスによる免疫異常のある方。
尚、品川区在住の方は任意接種の助成があり以下の方は4,000円で接種できます。
a)65歳以上、これまで未接種で上記以外の年齢の方
b)前回接種から5年以上経過して心臓・腎臓・免疫に異常があると医師が認めた方の追加接種
接種に当たり品川区保健所から予診票の送付が必要です。
a)の方は品川区保健所(03-5742-9152)にご連絡ください。
b)の方は当院にご相談ください(医療機関発行の再接種交付申請書が必要です)

また、2歳以上で脾臓摘出など肺炎球菌による重篤疾患に罹患する危険が高い方は保険適応になります。

 

(18)インフルエンザワクチン(任意、ただし60歳以上の基礎疾患のある方と65歳以上の方は
定期=自己負担あり)=不活化ワクチン

2016年度のインフルエンザワクチンは、前年度同様4価ワクチン(A型株:2種類、B型株:2種類)です。効果の持続は乳幼児で4か月くらい、年長者では6か月とのデータがあります。
当院では
①1回接種の方は10月上旬から12月中旬までの接種をお勧めします。
②2回接種の方(13歳未満の方など)は1回目を10月初旬から11月中旬まで、2回目を1回目の後1ヶ月以上経過して11月中旬~12月中旬の接種をお勧めします。

成人(16歳以上)予診票・説明ダウンロード(PDF)

※成人で定期接種の方(60歳以上で基礎疾患のある方・65歳以上)は使用できません

 

小児(16歳未満)予診票・説明ダウンロード(PDF)

 

この他に当院では常備していませんがA型肝炎、黄熱病、狂犬病、破傷風、髄膜炎菌(これらは主として海外渡航前に接種するワクチンです)のワクチンがあります。黄熱病ワクチンのみ生ワクチンで他は不活化ワクチンです。

ワクチンとそれで防げる病気についてより詳しくお知りになりたい方は下記のホームページを参照してください。

VPDを知って、子どもを守ろう